Something Borrowed (2011) / 幸せのジンクス

年に一度は見たくなる?ケイト・ハドソンの笑顔

久しぶりにケイト・ハドソンのやんちゃな笑顔を見たくなったので、こちらを見ることにしました。彼女のいたずらっ子のような無垢な笑顔、とても印象的ですよね!なかなかあんな顔のできる女優はいないと思います。


アラサーの成長期

登場人物の最低な行動にうんざりしつつ、『にんげんだもの』と感情移入してしまう映画。自分の気持に整理をつけることのできないアラサーたちの成長過程を見ているような気分になりました(笑)アメリカの映画館では、人々の『What?』や悪い言葉のつぶやきがあちこちから聞こえたのではないか?と思いました。


名脇役の2人

ジョン・クラシンスキーは、主人公の相談相手イーサンとして好演。イーサンを追いかけていたクレア(アシュレー・ウィリアムズ)もいい味を出していましたね。


こういう映画があってもいいよね

この作品を見終わった感想としては、『アメリカ人好みの展開ではないなあ』、という印象です。人間の弱い部分や、倫理的にNGな部分を表現した『幸せのジンクス』は、正直スカッとするものではありません。一般的に、アメリカ人は、人にナメられないよう、自分を強く見せる人が多いような気がしています。だからこそ、人間の弱い部分を表現した本作のような映画が時に必要なのかもしれません。




Free Guy (2021) / フリー・ガイ


想像を超えるおもしろさ

たまむすびの『アメリカ流れ者』のコーナーで紹介されてから、見に行かなくちゃと思っていたこの映画!コロナが落ち着いてきたのでやっと見に行くことができました!約2時間、ひたすらワクワクしながら見ることのできる作品でした。とても静かな日本の映画館でも、周辺から笑い声が聞こえるほどでした。

世界観はあのゲーム!?

舞台は世界中で大人気のゲーム『フリー・シティ』『なんでもあり』で有名な『グランド・セフト・オート(GTA)』を彷彿とさせる設定となっています。ゲーム内ではそこかしこで爆撃や盗みが起きています。プレイヤーは自分のキャラクターに武器や服を装備し、ゲーム内で破壊活動を楽しんでいるようです。


主人公はゲームのモブ(背景)キャラ

ライアン・レイノルズが演じる主人公のガイは、モブ(背景)キャラとして、平凡で退屈な毎日を繰り返します。『いやいや、モブキャラと言いつつ、ライアンだぜ?』と思って見ていましたが、やはり役者ですね~!モブらしい雰囲気がちゃんと出ているんですね(映画内では、『40歳の童貞男(The 40-Year-Old Virgin)』と表現)。プログラミングされたモブキャラたちの中で、唯一人間らしい会話ができる友人・バディとの心温まるやり取りにも注目です。


日本へのリスペクト

下記の記事によると、ライアン・レイノルズは度々日本を訪れ、『フリー・ガイ』内に日本の風景を入れたかったようです。


渋谷登場のアイディアはライアン・レイノルズが関係していた!?
https://www.cinemacafe.net/article/2021/08/20/74356.html

個人的には、『フリー・シティ』のゲーム会社の名前に笑ってしまいました。あの日本のゲーム会社は、一流のグローバル企業なのだなあと実感したことでした。


Thank you, production team, for a great piece!

映画の内容に興奮しつつも、息を呑む映像の美しさに、『一体どれだけ多くの製作時間を要したのだろう』、と考えずにはいられませんでした。最後のスタッフロールにびっしりと並ぶ名前、、、思わず涙が溢れるとともに、一人ひとりに拍手を送りたい気持ちでいっぱいでした。

美しいグラフィックと心弾む音楽。約2時間、日常を完全に忘れてしまうことができました!コロナで映画館に行くことは避けていましたが、ワクチン接種も進み、感染者数も激減していることですし、今後はもっと映画館に足を運ぼうと心から思ったことでした。


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